ディレクターの失敗とちょっとの成功

今だから言える。ディレクターの失敗事例から見えてくる自虐系ネタ集。

45歳になって、本が好きになったおはなし

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なんで本が嫌いだったのかなぁ?

僕の母親のさちこさんは読書が好きだったらしくことあるごとに「本を読んだ方がいいわよ」と言っていたんです。

読んでみても面白くないので、続かない。
自分で決めたことを最後までやりきれないことがストレスに感じる僕は「読破できないこと」がとっても嫌だったわけです。

今になって思うと、両親もゆっくり本を読む時間も取れない環境にあったので、本を読んでるさちこさんを見たことないですし、
本を読むと言う文化を感じることがなかったのだなぁと思い返しています。
(本棚にはたくさん本があったのにです)

 

びっくりな出会い

中学時代にY新聞社に勤めていた叔父のしげるさんの家に学校帰りに遊びに行ったとき、何の気なしに本棚を覗いて、借りたのは、松本清張の”点と線”。
なんかしっくりこなくてちょっと読んで辞めてしまいました。多分そのときは世界観が難しくてわからないかったんだと思います。
また、最後までやりきれない。「みんな本読めるのに僕っておかしいのかな?」なんて漠然と感じていたわけです。

駄菓子菓子、、、いや だがしかし、
同級生が通学中に読んでいた星進一の「ボッコちゃん」を借りて読んでみたら
面白いこと面白いこと。初めて「自分にも面白いと感じ、時間を忘れて読み進められる
本があるんだ」って感じて嬉しくなったのを覚えています。

 

また昔のやつ出てきたゾォ

社会人になり、本を読む機会が一気に増えた時期がありました。自己成長を求め「自己の課題に対して本を読むこと」をファーストアクションとしていた時期です。
ところが、マッチした本は見つかるものの全然つまらないし頭に入ってこないんです。
ん? これ昔の あのやつやんって感じました。
当たり前ですが、自己成長しないわけです。罪悪感(読破できないことへの)をたくさん抱えながら
本を買い続ける悪循環。とうとう本を選ぶことすらしなくなってしまったのです。

 

ビビビーン、キタ〜「♪───O(≧∇≦)O────♪」

そして今、会社の技術顧問してくださっているのOさんから、僕の悩んでいる課題に対して、本を勧めてくれることがあるんです。そのオススメ本がとってもフィットしてストレスなく読めちゃうんです。(嬉しかったので、勢いでその気持ちを書きたいぐらいですってFBに投稿したら、ご本人から読みたいですと言われたのがきっかけでこの記事を買いていますw)


また、本は買っても積んでおいてもいいんですよ!「部分的に欲しいとこだけ読んむだけで閉じちゃう」でも全然オッケ!って本との付き合い方についても教えていただけたんです。

ビーン1回目、「あぁ僕はおかしいのではなくて本との付き合い方を知らなかっただけなんだと」実感。
読破できた本は全部欲しい内容であったり、運が良かっただけだったんだなと。

 

最後に

それからと言うもの、良いと言われればとりあえず買っちゃうw
積んでおいてタイミング見て つまみ読みするか、じっくり読みするのか?を考えながら読み始めるんです。そうすることで結果、必要な情報は全然キャッチアップできちゃうし、ノンストレス!CDで1曲目だけは良いんだかどあとは全部しっくりこない時って、1曲目だけしか聞かないですよね。そんな感じです。

でも何年かして聞き返したとき、えーこんなだったっけ?全部すげーなんてこともあるように、今はわからないことや必要ないことはあるのが当たり前って感じています。

また、これかっこいいから聞いて見な!なんて音楽ではよくやるけど、本も一緒なんだなーとも感じていて、僕が所属している会社では本を勧め合う文化ができつつあります。


僕が本を好きになれたのは、

「本を紹介できるってシンプルにかっこいいな」と感じたことと、

「本は伝えたいことを伝えるためのアイテムにもなるんだ!」と思えたことなのかな。


本が嫌いな方、結構本っていいもんですよ。

 

おしまい。